「わさびといえば、鹿野」「鹿野といえば、わさび」と言われてきたように、鹿野はわさびの生産、加工がたくさん行われていました。でも今はハウス栽培の葉わさびを除いて以前からの沢わさびを栽培されている方はほとんどおられなくなりました。
我が家での裏の谷川・唐谷で沢わさびを栽培していました。その名残か今でもいくらかのわさびがあります。
そのわさびを掘ってきてわさび漬けを作ってみました。
葉、新芽、根に分け水洗いします。新芽がガニメと言われ漬けるのに辛みが多く一番いいとされます。葉、茎も漬けます。根(芋)は大きいものはおろし用にし、あとはまた植え戻しておきます。
新芽、葉、茎、をそれぞれ約70度の湯に潜らせ、ざるのまま振ります。(この振り方で辛味が決まります)わさび漬けを作ることを「わさびをふる」と呼ばれるのもこの振ることに由来します。
それを砂糖、酒、醤油、みりんを入れたものに漬け込みます。
2~3日して、味が馴染んだ頃が食べ時です。日本酒のあてに最高です!
ところでこのしょうゆ漬けは知る人ぞ知る、鹿野が元祖ということをご存知の方はあまりおられないと思います。(長野県、静岡県の味噌漬け、粕漬けです)
醤油漬けは、おみくじを創建された宮本重胤様が「鹿野わさび加工組合」を組織され発売されたそうです。
これはその時のパンフレットです。実物がレストランにあります。