「山の神」と言ってもたぬきのおばさんでも、箱根登りの駅伝選手でもありません。
山を守り支配する神で、2月9日と11月9日にお祭りをします。 この日には山の神が樹木の種をまきに来る日で山に入るとたたりがあると言われています。またこの日は神が山から田に降り、田の神となるとも言われます。 (要はこれから11月までは気候も良く、野良仕事に励めというのでしょう) 今ごろはあまり気にしない人もいますが、以前は農林業に携わる人はこの日は仕事を休み、春の仕事に備えていました。 祭事もほとんど行われていませんが、山の神は女性の神様とあってタイなどのきれいな魚を供えると嫉妬するとの言い伝えからオコゼなど醜い魚を供えます。 我が家ではとりあえず煮干しをお供えしてこれからの安全を祈りました。